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2014年1月5日日曜日

Fanatec ClubSport Wheel のレビュー的なもの

ロジクールのG27に変わってFanatecのClubSport Wheel(以下CSW)を使い始めて数週間、そろそろレビューでも書かなと思い以下略

CSW Base

G27比だと、大きい・背が高い。G27のときは本体上部にスマホを置いてDashMeterProを使用してたけどCSWで同じ位置に置くとスマホが邪魔で画面がみえなくなってしまう。
またG27を固定していた場所にそのままマウントした場合、ステアリングは高く・手前に位置するようになります。
左右に1個づつ冷却用ファンを装備、上部透明部分からはベルト駆動な内部が確認できる。
ForceFeedBackが強いこともありボルトマウントを強く推奨。PorscheWheelもそうだったけど、Fanatecのハンコンは何故かDrill位置が左右非対称なのが多いようなのでそのあたりちゃんと確認しておかないと地味に作業後に位置が違うのに気付いてイラッっとくるよ!
電源はG27と違ってPCと連動しない。Base右側の赤いスイッチを1プッシュで電源入・5秒押し続けで切断。たまに切り忘れる。


Rim

Formula Rim / BMW Rim ともにグリップ部分はアルカンターラ。アルカンターラなので、よくわらかんがとりあえずグローブを装着して使用してる。ちなみに最近は寒くてペダル冷たいので靴も履いてる(´ω`)
ボタン類はハットスイッチ・パドルを含めると21ボタンになり、それらに加え2軸アナログ入力を備えます。
下の図で示す 左側25番が押込み可能なアナログスティック、右側24番が上下左右のハットスイッチに加え押込み及び左右回転入力可能な 7-wayエンコーダスイッチ となってます。これはとても便利。iRacingではBlackBoxの操作に割り当ててる。
個人的には左側のアナログスティックの代わりに右側の7-wayエンコーダを両方に付けて欲しかったかな。
中央上部には9ドットのShiftLightとLED display、これは最初はおまけ程度にしか思ってなかったけどFanaledsを使用することで様々な情報をとても細かく設定して表示可能で、とても便利に。



Formula Rim

アルミ削り出しで結構高級感あるデザインです。ハンドル径260mm / 重量1.2kg。
ボタン配置がなかなかよく下の3つ以外のボタンはグリップ位置を変えることなく親指でスムーズにアクセスでき、また下部の3ボタンも少し手を伸ばせば届く位置に。とても扱いやすい。
背面のパドルは角度や位置を調整可能だけど、初期位置でしっくりくる。人差し指ではちょっと操作しにくい位置で、中指/薬指での操作がいい感じ。安っぽさはなく確実なシフトチェンジができるでしょう。

BMW M3 GT2 Rim

 "BMW M3 GT2 レースカーの完全なレプリカステアリングコントローラ。サイズと素材は全く同一です。"  とのこと。
ハンドル径は320mmでかなり大きく感じる。重量3.5kg。重デカイ。
ハンドル径が大きいのもあり、FormulaRimに比べるとボタンがちょっと遠く感じる。上部中央3つ・下部の4つあたりは忙しいときだととっさに操作しにくい。
パドルはFormulaRimより大きなものを備えているが初期状態だとかなり遠くに位置するように感じる、前後調整をしてみたもののまだ遠く感じるのでパドルのストロークの初期位置も調整可能なようなので、だいぶ手前に持ってきて丁度いいくらいになりそう。

前述したとおりG27からCSWへ交換することでステアリング位置が若干高く・手前になった。
基本的にフォーミュラで走る事がかなり多いのでFormulaRimを使う分には丁度いい位置かなと思っていたんだけど、箱車はやはりBMW Rimで走ってみようと交換したところフォーミュラのステアリング位置に320mmのDシェイプハンドルだと・・・かなりよくないです。
位置が高すぎるしハンドルが邪魔で画面が見えない。ちょっとこのままでは走ってられないレベル。
両方使えるようにいい位置に下げた方がいいんだろうけど、FormulaRimを使う分には今の高めの位置がLedインジケータも見やすくてちょうどいいなぁと思い現在そのままです。箱車も全然FormulaRimでも走れるしね。まあそのうち下げるかな?


CSWのウリのひとつであるクイックリリース機能によっていつでもステアリングの交換が可能だけど、ボタンアサインはそれぞれのRimで重複するアサインを使用していて、その対応位置は上のほうの写真のようになっている。
・・・それぞれのRimのドタン配置をじっくりみていくとコレ、BMW Rimの2番と3番の配置をメーカー側で間違ってるんじゃ無いかと思うんですけども。

またハンドル径・重量の違いによりBMW Rimを使ってるほうがステアするときの抵抗が少なく感じ、FFBもちょっと弱く感じる。このあたりはデバイス側の設定プリセットをいつでも変更できるのでRim毎に使い分けるなりすればいいかと。
FFBに対する回転のレスポンスは図の通り、ハンドル径・重量の大きいBMW Rimが若干劣っているようです。ただこれはフォースが発生したときに実際にステアリングを回転させるまでのレスポンスをあらわしてると思うんだけど、重要なのは発生したトルクが手に伝わるまでのレスポンスなんじゃないかなと思うので、それほど気にする必要もなさそうな気がするんだけどどうでしょう。

Wheel Checkのデータ

G27と比較するとFFBは重く、ベルト駆動なため滑らかになってる感じはする。"Force"の値を現在100で使用してるけど、これを最大値の400に設定するとかなりの重さに。FFBの感触としてはG27と比べると重厚かつ滑らか、ステア位置がセンターに来たときのFFBの違和感等も無くごく自然。FFBの感触は、同社のポルコンよりはG27の上位って感じですかね。このあたりのレビューが大事なんだろうけど・・・自分にはよくわかんねッスw。いいと思うキリッ
回転角の解像度はG27の4倍の65535ステップだけど、そのあたりは増えたところで実質メリットは特にないでしょう。

結構お高い買い物だったけど、届いてみて後悔はまったくないです。以前使用してたポルコンはトラブル大量発生だったのでこっちもちょっと心配してたけど2週間経った今のところ、不具合も無く順調。ただハンコンって結局は消耗品だと思うので、できるだけ長い間動いてて欲しいところだ。
そういえばもし壊れて買い換えってことになったとして、おそらく壊れるのはBaseユニットだろうし、2つ合わせて$430もしたRimを活かそうと思うとやはりまたBaseを買い換えて使うことになるなぁ。当分Fanatecユーザー継続ですな

ついでに以下に、設定項目の詳細等載せときます

デバイス設定の内容

SEn (Sensitivity)
This value shows the wheel rotation that will be used in the game.You can set it from 90 to 900 in steps of 10.
ロックトゥロック角度の設定。90°から900°まで10°刻みで調整可能

FF (Force Feedback)
The strength can be adjusted in increments of 10 from 0 to 100%.
ForceFeedBackの強さ。0%から100%まで10%刻みで調整可能

SHo (Shock Vibration)
Allows you to adjust the two vibration motors in the wheel rim.
wheel rimの2つのモーターの振動を調整。
Fanatecのハンコンには一般的なFFBとは別に振動モーターを備えているものがあり、そちらの振動の強さの設定。下のABS設定に連動?
Fanaledsを使用すればシフトチェンジやエンジンの回転等に連動させることもできる。

AbS (ABS Vibration)
Simulates brake lock ups using the vibration motors in the wheel.
ブレーキペダルの踏込量に応じて振動を発生させる

LIn (Linearty Setting) Changes the linearity of the steering axis. In steps of 10 from 0 to 100%.
舵角に応じて入力値を増幅させるかどうか。値が大きいと、大きくステアするほど入力値も大きく増加する

dEA (Dead Zone)
Some games may require this to avoid shaking on the straights.
デッドゾーン(中央およびもっとも切った状態に無反応エリアを作る)。直線でのブルブル防止

drI (Drift Mode)
When enabled,the wheel has less dampening for quicker turning.
ドリフトモード(フィードバック速度を増幅)

For (Force)
This adjusts the only "force" signals coming from the game. The most popular type of signals and used in many games.
If the force signals are too weak they can be amplified up to 4 times by using a value higher than 100%.
Other than with the "FF" setting which regulates the overall force feedback strength, damper and spring effects will not be affected.
ソフトから送られてくる、一般的なFFB信号の強さそのものを調整する。
FFBの信号そのものが小さすぎる場合は設定により通常の4倍まで増幅可能
FFBのみを増幅し、ダンパーやスプリング設定に影響はあたえない

SPr (Spring Setting)
This changes the spring foeces and determines how strong the wheel returns to the center.
ステアリングが中央へ戻ろうとする力を調整

dPr (Damper)
Changes the dampening effect sent by games. Damper lets the wheel move slower.
ハンドルを動かす時の抵抗

使用するのは基本的にiRacingなので、推奨設定を参考に

ドライバ側の設定
Wheel Angle: 900°
Dampening strength: 100%

デバイス側の設定
SEn: Off
FF : 100
SHo: 100
AbS: Off
LIn: 000
dEA: 000
drI: Off
For: 100
SPr: 0
dPr: 0

で使用。iRacing内でのFFB設定値は14.0あたり。
これでもちょっとステアリングが重いのでFFの値を随時80くらいに下げたり戻したり

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