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2017年5月7日日曜日

VRとかOSWとか


長いことBlog更新してないなあと思って投稿見返してたら最後の投稿がFanatecのCSW v1のレビューの記事でもう3年半近く経ってました。

その間にiRacingで頑張ってギリギリでProライセンス取ったりHTCのViveを買ってVRレースシマーになったり最近はOpenSimWheelに手を出していたりしていて何度かBlog更新しよかななどとも思ってたけど結局やらずでしたが、久しぶりにまとめて投稿してみよう。


VRについて


HTC Vive を2016/08頃に購入していた。特にレースシム目的ってわけでなくて、まあVRコンテンツを楽しむのに加えてレースシムでも活用できたらなって気持ちで購入。VRは体験してみるとよくわかるけど、本当に「仮想空間の中に入り込む」って感じですね。お手軽にスマホVRなんかもあるけどViveやOculusなんかの位置座標をちゃんと取得できるVRは段違い。
スマホVRは周囲を見渡せる3D映像くらいなのに対して、自分自身がリアルで移動するとVR内でも移動できるわけで全然違います。

当初ビデオボードは970GTXを使用していて、3画面でレースシムやるときでも性能的に不足は感じてなかったけれどもこれでiRacigngをプレイすると設定を落としてもVRをまともにプレイできるラインの90フレーム/秒に届かず、ちょっと走ったら酔ったりしてまだVRは早いのかなぁと思ってました。
そんなところで1080GTXを入手する機会があって交換してみたんだけど、きちんと90fps出るようになってからはVRの解像度に不足感はあるものの、それからはずっとVRでiRacingやっています。

3画面モニタでレースシムやっていたけどVRはすごいね、本当に仮想空間に入り込むようなものです。
今までは目の前の限られた範囲に平面で映し出されてたものが、全てが立体的でかつ見渡す限りそこに存在してるかのよう。
昔ガンダムのコクピットの360度全面モニタをすごいなーそんなの体験してみたいなと思ってたけどそれよりすごいのをいつの間にか手に入れていた!

解像度の低さや描画処理の重さ、視野の狭さ・設置したリアルボタンスイッチ類の操作、リアルで設置したダッシュメーターやハンドルインジケーターが見えなくなる、キーボード入力をどうするかなどなど、いろんな懸念事項があったけど

解像度低い → リアルでサーキット走るとき自分はメガネ無しで走ってるしまあいいか
処理の重さ → 設定下げ下げは悲しいけどVRの恩恵すごい
視野の狭さ → ちょっと左右が狭いヘルメット被ってると思おう(というか自分は視野は最初から気にならなかった)
ボタンスイッチの操作 → 全部は無理だけどそこそこ手探りでイケる
追加ダッシュモニタの視認 → VR内で荒いけど車両のダッシュみれるので
キーボード操作 → 走りながらは無理すっぱり諦めよう

こんな感じで今では特に不自由を感じず今ではVR専になってます。

VoiceAttackなんかの音声入力を上手くつかいこなすのもいいかもしれない。ちゃんと音声学習させればかなりの精度で入力拾ってくれます。

人にもおすすめしたいけど正直まだVRはこれからかな。
VR側の改善(パネル解像度の向上・コスト/重量の低減・アイトラックや無線化)をこれから期待したいし、PCのほうもグラフィックボードの性能向上やFoveated Renderingなんかでの処理の最適化も期待。
現状iRacingをViveでプレイするなら1080GTX以上のグラボ必須とか、VRと合わせて15万~の投資とかなかなかお高すぎる・・・(OculusならAsynchronous Spacewarp技術がうまく効くならグラボのハードルは下がるのかもしれない)

VRはおおまかに、アトラクション的なVR向けに開発されたタイトルと既存のコンテンツをVR化したものに分けれると思うんだけども、後者のなかでもレースシム・フライトシムなんかのVRとの相性は格段でこのジャンルを楽しんでる人は是非とも体験してみて、そして今後のVRの進歩に期待してほしいところですね。


OpenSimWheel(以下OSW)をようやく導入した


OSWが何かという説明は諸先輩方に任せるとして、そのうちと前々から思っていたOSWをこの度ようやく導入しました。
パーツ毎に取り寄せて安く済ませようと思ってはいたけど、結局自分のスキル等を踏まえておまとめKitをSimRacingBayで購入した。ここの運営の人の名前みて知ってる名前だなーと思ったらiRacingでProライセンス取得~Proリーグで何度も一緒に走ってた人だった。
ちなみにお値段は2017/04のレートで関税等含めて14.6万円(!)くらいでした。

CSWv1を取り付けてある既存の木製コクピットでは強度的に心許ないので、この際部分改造することにした。
パラオークを使用した木製階段 厚み36㎜をカット。接合には手間をかけようと思ったけど面倒なのでビス止めにすることに。硬い材なので下穴を開けてから長い半ネジビスで引き寄せようとしたけどやってみると板が分厚すぎて引き寄せできない。
とりあえず都合悪い部分を太めの下穴開けてなんとか締結。うまくいかなくてあまり効いてない部分も・・・モーターマウント穴も失敗してたり。
なんだかんだで丸一日くらいトータルでかかった。強度はバッチリだけど後から調整困難だし組むときに微調整の効かないしで、次はもうSUSで組みたいなぁとひしひしと思った。
左:改造前 右:改造後

ステアリングはFanatecのリムを流用、先人のサイトを参考()にさせてもらいました。
はんだ付けなんかはまったく自身がなかったけど、練習してからいざやってみると
思っていたよりは簡単でした、「男は度胸! 何でも試してみるのさ」 という名言を思い出したね。

レースシムデバイスで使用するUSB端子が、OSWで2・ステアリングスイッチ1・ペダル1・ボタンボックス1・シーケンシャルシフター1となり増えたせいか、この度「USB コントローラ・リソースが足りません」とかいうエラーが発生しだした。
これが出ちゃうとUSBデバイスのどれかが繋いでも無反応になってしまってヤバい。
こちらの記事を参考にUSBハブをあえて2.0のものを使用して対策しようとしたが既に3.0のものを注文していたりそもそも2.0の個別スイッチ付きのものはなかなか見当たらなかったりで、結局BIOS上でUSB 3.0(XHCI)コントローラを無効化して対応した。
今使ってるMotherBoardはこの設定が出来たけど次に替えたときにこの対応が出来るのだろうかちょっと心配。
(CSPv2の動作がおかしいときの為に是非ともスイッチ付USBハブを使いたいウチの環境)

OSWのFFBはiRacing側で20Nmの半分、MMosの設定で50%、Granityの電流設定弱めとモーターの持つスペックを相当抑えて使ってるけどそれでもこのFFBの強さ、車両によってはシフト操作で片手離すと持ってかれそうになる。
FFBの上限が上がったことで以前のCSWと比べてより車の状況を把握しやすくなったように思う。
特にリアが出過ぎてスピンしてしまう状況の際、OSWだとすぐに反応できたおかげでなんとか回避できたこれはCSWだと回ってたかな、と思うことが度々あった。
挙動の把握をFFBにどの程度依存するかっていうのは個人差があって、FFBの情報量にそれほど頼らなくても掴める人もいれば大きく依存する人もいると思ってるけど、自分は後者だと自覚してるのでこのデバイスに変えた効果は大きいかな。
FFBの緊急停止ボタン。
ハンコン自体の接続が途切れるかと思ってたが、FFBのみ無効化する仕組みで素晴らしい


VRレースシム + OpenSimWheelの組み合わせは TCR JapanさんのiRacingGP で体験できるので興味ある方は是非

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